無機分散安定性

無機分散安定性

ニチゴーGポリマー™は、少量添加でシリカ、アルミナなどの親水性無機顔料に対して良好な分散性を示します。

コロイダルシリカに対しても少量で優れた分散性を発揮し、透明性・光沢の優れた皮膜を形成します。

ニチゴーGポリマー™の無機分散安定性

【試験条件】
アニオン性コロイダルシリカ / 樹脂水溶液の混合液をホモジナイザーにて分散処理(5,000rpm×5分)

PETフィルム上にバー塗工後、105℃×5分間乾燥した皮膜の光沢度を測定

実際にPETフィルム上に混合液を塗工したものを顕微鏡で観察した。

ニチゴーGポリマー™の混合液

【皮膜作成条件】
アニオン性コロイダルシリカ / 樹脂 = 90 / 10(wt%)
1. シリカと樹脂の混合水溶液を作製
2. 分散機(ホモジナイザー)を用いて均一に分散(5,000rpm×5min.)
3. バーコーターで水溶液をO-PET表面に塗布し、105℃で5分間乾燥

ニチゴーGポリマー™を分散剤として使用することにより、広いpH領域でコロイダルシリカを安定に分散できます。

ニチゴーGポリマー™を分散剤としたときの平均粒子径

配合:シリカ / 樹脂 = 80 / 20
シリカA:スノーテックス20(アルカリ性タイプ) / 日産化学株式会社

          平均粒子径:10~20nm, pH10, 等電点pH2
シリカB:スノーテックスC(表面Al処理) / 日産化学株式会社

          平均粒子径:10~20nm, pH8.5~9.5, 等電点pH2~3
シリカC:スノーテックスOL(酸性タイプ) / 日産化学株式会社

          平均粒子径:40~50nm, pH2~4, 等電点pH2