耐水性
耐水性
架橋剤のご紹介
ニチゴーGポリマー™は、水溶性に優れた樹脂ですが、架橋剤を併用することで耐水性を付与することができます。
またニチゴーGポリマー™は、 PVOHに比べ高い架橋性能を示します。
ジルコゾールZN(オキシ硝酸ジルコニウム)使用時
【試験条件】
架試験片作成方法:
濃度10%の各樹脂溶液に架橋剤としてジルコゾールZN(第一希元素工業(株))を
10重量部 / 樹脂100重量部添加した後、23℃条件下で水溶液を風乾して約100μmのフィルムを作成
溶出率測定方法:
試験片を熱処理(各温度×5分)した後80℃の水で1時間抽出した際の溶出率を測定
ニチゴーGポリマー™:推定重合度;1,200
ケン化度;99.0mol%以上
PVOH:推定重合度;1,200
ケン化度;99.0mol%以上
その他架橋剤の紹介
架橋剤 | 配合液 | 配合液の 経時変化 | 熱処理温度 (℃) | 溶出率 (%) | |
品名 | 添加量1) | ||||
M-30W ( 長春ジャパン) | 10 | 5.5 | 経時増粘 | 120 | 2 |
ジルコゾールAC-7 (第一稀元素化学工業 ) | 10 | 8.8 | 安定 | 120 | 21 |
ジルコゾールZC-20 (第一稀元素化学工業 ) | 5 | 2.0 | 安定 | 120 | 15 |
オルガチックスTC-310 (松本ファインケミカル株式会社) | 10 | 7.0* | 安定 | 120 | 41 |
オルガチックスTC-400 (松本ファインケミカル株式会社) | 10 | 4.0* | ゲル化 | 120 | 36 |
【溶出率の評価方法】
濃度10%のニチゴーGポリマー™水溶液に各架橋剤を添加した後、所定のpHに調整。23℃条件下で水溶液を風乾して約100μmのフィルムを作成。得られたフィルムに熱処理を行い、80℃の水で1時間抽出した際の溶出率を測定。
1):10phr / 樹脂100phr
* pH調整実施
配合液の経時変化は常温で放置観察
ニチゴーGポリマー™:推定重合度;1,200
ケン化度;99.0mol%以上